80′s Soul / R&B進行

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ソウル・R&B系の楽曲で、80年代から使われてきたコード進行があります。
特に名前があるわけではないのですが、80年代のソウルミュージックにはこのコード進行を使って作られた曲がたくさんありました。
そんなコード進行を『80′s Soul / R&B進行』として紹介したいと思います。

80′s Soul / R&B進行とは

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キーはGメジャーで書いてあります。
IVメジャーの「CM7」から始まり、最後に「Em7」に解決します。
いわゆるメジャーキーの曲ほど明るくなく、マイナーキーほど暗くない、切なさや哀愁を感じさせるコード進行です。

2小節目の真ん中あたりに注目してみてください。
「Em7」からCキーのツーファイブ「Dm7 ⇒ G7」を通って、次の「CM7」へ解決しています。

このコード進行の元祖が誰かというのは筆者には分からないのですが、最も有名な楽曲は「グローバー・ワシントンJr. [Grover Washington Jr.]」「Just the two of us」という曲でしょうか。
(※原曲キーはAb)

Just the Two of Us – Winelight

80′s Soul / R&B進行のバリエーション

上に紹介したコード進行はあくまで基本の形で、同じ時期の楽曲にはいくつかのバリエーションがあります。

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左はツーファイブを省略し、「V(ドミナント)」のみに変化させたパターン。
右は解決した「Em7」をツーファイブに変形し、「Em7 ⇒ A7」にしたパターンです。
これは「ボビー・コールドウェル [Bobby Coldwell]」「What You Won’t Do For Love」で使用されています。
(※原曲キーはA)

What You Won’t Do for Love – Evening Scandal (イヴニング・スキャンダル)

次はクリシェを使用したパターンです。

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左は2小節目にクリシェを使用したパターン。
右は1小節目と同じ形を全音下で2小節目にも繰り返すパターン。

これはどちらも、実際に「グローバー・ワシントンJr. [Grover Washington Jr.]」「Just the two of us」の中で使われているコンセプトです。

左のクリシェ2つ目のコードは、半音下の「Ebm7」や「Eb7」が使われることが多いですね。

右側のパターンは「Just the two of us」のブリッジ部分で、実際にはもう1小節同じ音形で下行します。

このコード進行は時代を問わず愛されているので、似たコード進行が無いかぜひ探してみてください。

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