ダイアトニックスケールとアヴォイドノート

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コードに対してどんなフレーズを使えばいいか、悩んだことはありませんか?
そんな事態にならないように、『ダイアトニックスケール』はぜひ覚えておいた方が良いでしょう。
また、使用に注意が必要な音『アヴォイドノート』を覚えておくと、メロディとコードをうまくサウンドさせることが出来ます。

ダイアトニックスケールとは

『ダイアトニック・スケール』とは、『楽曲のキーに属したスケール』のことです。
別名『アヴェイラブルノート・スケール』とも呼びます。
アヴェイラブルノートとは、『使用可能な音』という意味です。

これらのスケールを正しく理解していると、メロディとコードの衝突を避けることが出来ます。

下の図を見てみましょう。

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これらはCメジャーキーの『ダイアトニック・スケール』です。

CからBまで、Cメジャーキーに含まれる7音すべて、それぞれの音から始まる7音構成のスケールが存在します。

  1. Cイオニアン…CM7
  2. Dドリアン…Dm7
  3. Eフリジアン…Em7
  4. Fリディアン…FM7
  5. Gミクソリディアン…G7
  6. Aエオリアン…Am7
  7. Bロクリアン…Bm7(b5)

名前が覚えにくいですが、これらはクラシック以前の教会音楽に由来しており、『教会旋法(チャーチ・モード)』とも呼ばれています。
ジャズの世界では『モード』と呼ぶことが多いですね。

余談ですが、古来の『教会旋法』と現在ポピュラー音楽で用いられる『モード』は、厳密にいえば少し異なっています。

さて、これらは各音をトニックとして、トニックから始まるスケール、トニックを基準とした4和音のコードが対応しています。

これらのスケール・コードは全て『Cメジャーキー』という1つのグループに属しています。

このスケール同士の関係性・対応するコードのキャラクターは、キーが変わっても変わりません。

これら7種類のスケール×12キー=84種類も存在しますが、すべてを暗記する必要はありません。

いくつかのキーでスケール同士の関係性を理解出来れば、自然と身についていきます。

もう一度言いますが、7種類のスケールは1つのキーに属したグループです。
構成音は全く同じで、始まる音が違うだけなのです。

これらを各キーの構成音と関連付けて覚えれば、12キーを覚えれば良いということなります。

アヴォイドノート

『アヴォイド・ノート』『避けるべき音』というような意味になりますが、この言い方には少し語弊があります。
実際には『取扱いに注意すべき音』と言ったところで、この『アヴォイド・ノート』をうまくサウンドさせる方法も存在します。

もう一度先ほどの図を見てみましょう。

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手元に鍵盤がある方は、それぞれのスケールに対応したコードを左手で鳴らしながら、右手でアヴォイドノートを鳴らしてみてください。

どうでしょうか、かなり濁った不協和音に感じませんか?

不協和音に感じる理由を説明すると音響学の分野になってしまうので割愛しますが、ほとんどの人は不協和に感じると思います。

確かにロングトーンや、フレーズの最後に着地する音としてはアヴォイドノートは不適切です。

しかし、経過音的に使用する分には問題ありませんし、メロディの流れやテンポ、曲のジャンルやアレンジによっては多少長めに鳴らしても不協和に感じない場合も多々あります。

『取扱いに注意すべき音』とされているのはこのためです。

もしもアヴォイドノートをメロディに使いたい場合は、うまくサウンドするようにコードの方をエディット(編集・操作)する必要があります。
コードをエディットしない場合、逆にメロディをエディットして不協和音を避ける方法もあります。

コードとメロディのエディットについては、また別の機会に説明しましょう。

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著者/訳者:Mark Levine

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楽譜 ( ページ )

ISBN-10 : 4754930789

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